陝西省宝鶏市のある学校で13日、全校生徒が参加する試験が行われた。学校の校庭に1200あまりの机とイスが整然と並べられ、学生が同時に試験会場に入場。試験監督の教師80人あまりが脚立や望遠鏡、高解像度カメラ、メガホンなどを駆使してカンニングがないかどうかの監視を行った。北京青年報が伝えた。
同校の教務担当・李蘭氏によると、同校は、学生に試験の厳粛性を感じさせ、カンニングを撲滅することを目的として、このような試験方式を取り入れており、すでに10年間にわたって続けているという。
同校は専門学校で、学生は卒業後の就職が約束されているが、各企業の毎年の採用人数には制限がある。雇用企業による学生の選考を便利にするため、学校側は試験を通じて全ての卒業生を順位付けしている。したがって、試験結果の真実性が何よりも重要となることから、このような「史上最も厳しい試験」が誕生したという。
李氏によると、同校ではこのような試験を毎年春と秋の2回行っている。毎回テストのたびに、机と机の間隔を揃えるなど周到な準備をし、さらに高解像度カメラで全行程を監視するほか、教師が脚立の上から望遠鏡を使い、くまなくチェックする。
もちろん、試験会場の真ん中でも教師が監督を行う。今年の秋の試験では管理職を含む計80人の教師が動員され、監督を行ったという。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月17日