きょうの人民日報「微博」--カンニング防止に空港並みの入場検査
毎年、競争の激しさから「数多くの人が一斉に狭い木の橋を渡る」と比喩される中国の「全国大学統一入試」(通称、高考)を7、8日に控えているが、今年は699万人の新規大学卒業予定者(以下、新卒者)が直面している「史上最悪の就職難」に対する注目の高さから、影を潜める形になっている。それでも、経済発展が送れる中国の中・西部で貧しい生活をする学生らにとって高考は、人生の大きな転換期、しいては成功への道を歩み出すための唯一の機会となる。それら受験生に熱いエールを送りたい。
【吉林省高考、カンニング防止に空港並みの入場検査】女子学生は、ブラジャーではなく、ランニングシャツ、ズボンは伸縮可能なゴムひも付き、靴はビニールスリッパ……。これは吉林省のある高校3年生の担任教師が提案する、高考の際の服装だ。その理由は、同省では今年、カンニング防止のため、「史上最も厳しい」と言われる試験会場入場前検査が実施されるためだ。金属探知機が導入され、ブラジャーのゼットカンにでさえ反応し、入場を拒否される可能性があるというのだ。