<企画>ガンの母親と三つ子の女の子
彼女には三つ子の可愛らしい女の子がいる。他人は三つ子の女の子の可愛らしさに目を奪われ、その母親の境遇には気がつかない。彼女は出産で子宮を失っただけでなく、今年、胃腺ガンが発見され、幸せな家庭に暗い影を落としている。治療を諦める決定から現在の心境に至るまで、彼女は微博(ミニブログ)で3人の娘の成長と自分のガンとの闘病について記録し、命への渇望をつづって注目を集めている。 30歳の李舒さんは四川省ロウ中市のある住宅区の医師で、三つ子の女の子の母親でもある。ガンが発見されて以来、彼女は微博で自分の心情を記録してきた。最初に発表した「治療は諦める。説得は無用」から「愛が奇跡を生むだろう」にいたるまで、彼女は徐々に絶望から希望へと向い、病気と徹底的に闘って奇跡を生み出すことを誓っている。 30歳の李舒さんは四川省ロウ中市のある住宅区の医師で、三つ子の女の子の母親でもある。ガンが発見されて以来、彼女は微博で自分の心情を記録してきた。最初に発表した「治療は諦める。説得は無用」から「愛が奇跡を生むだろう」にいたるまで、彼女は徐々に絶望から希望へと向い、病気と徹底的に闘って奇跡を生み出すことを誓っている。 2012年初めに李舒さんは「三つ子の母」という微博を開設した。ずっと胃痛を感じていた李さんだが、病院で詳しく検査する時間がなかった。3人の娘の幼稚園入園手続きが終わった同年2月24日に病院に検査に行った李さんは、胃腺ガンと診断された。「ずっと胆嚢炎だと思っていたが、胃腺ガンだった。」最初は医師の誤診だと思ったという。「私はこんなに若く、自分も医学を学んだ。ガンのはずはないと思った。」検査結果を見た李さんは1日泣きとおしたという。
2007年、李舒さんと夫の王炯森さんは結婚した。2010年、三つ子の女の子が誕生した。
娘たちが成長するのにともない、いたずらでさえ母親を思わず笑わせてしまう。「毎日仕事から帰ってドアベルを押すと、三つ子の娘が争ってドアを開けに来る。長女が最初に着いて次女と三女が間に合わないと、私はもう一度外に出てドアを閉め、ドアベルを押して次女にドアを開けさせ、その後でもう一度外からドアベルを押して、三女がドアを開けるようにしなければならない」と李さんは笑う。
三つ子の娘はいつも一緒におしゃべりしているが、しょっちゅう同じ事を話している。「何を食べてるの?」「何を持っているの?」「どこにあったの?」「私にもくれる?」といった感じだ。
「目を閉じてあげる。」