中国の調査会社・胡潤研究院は25日、中国の富豪ランキング「胡潤百富榜」のひとつとして、「2014年胡潤IT富豪ランキング」を発表した。アリババ(阿里巴巴)グループを率いる50歳の馬雲氏およびその家族が、資産総額1420億元(約2兆5200億円)で、IT業界番付で初めてトップに立った。昨年首位だった騰訊(テンセント)創業者の馬化騰氏は、995億元(約1兆7700万円)で第2位に後退した。第3位は、975億元(約1兆7300万円)の李彦宏氏(百度創業者)。中国三大IT企業「BAT」のIT業界資産額は計3375億元(約6兆円)と、ランクインした全富豪の資産総額の39.9%を占めた。新京報が伝えた。
胡潤は昨年、「今後5年以内に、富豪ランキングの新たな覇者が、IT業界から登場するだろう」と予想していた。だが、この予想は、わずか1年後に現実のものとなった。少し前に発表された胡潤富豪ランキングにおいて、馬雲氏は資産総額1500億元(約2兆6700万円)で、昨年トップだった大連万達集団の王健林会長を抜き、新しい中国トップ富豪となった。ランキングによると、IT富豪トップ50人の平均資産額は169億元(約3千億円)、前年比58%増加した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年9月28日