海南省海口市の路線バス3路線で25日、4GWi-Fi接続が可能となった。乗客は、携帯やパソコン、タブレットPCなど、Wi-Fiに接続できる端末を使って無料で4GWi-Fi に接続することができる。同試みは海南省で初めて。
同日、路線バスに乗ってみると、車両のフロントガラスに車両用の4Gルーターを示す「移動LET-FI」と書かれた約20センチのボックスが設置されていた。同ボックスには、移動体通信事業者・中国移動(チャイナ・モバイル)のUSIMカードが装着されており、同社の4G電波をWi-Fiに変換して利用することができる。乗客は、携帯などの端末で、Wi-Fiの電波を検索し、接続するだけでインターネットを利用できる。中国移動海南公司の技術スタッフによると、同ルーターを通して通常、約30人が同時にインターネットを利用できる。筆者が実際に利用してみると、さまざまな事業者の携帯やノートパソコン、タブレットPCなどで接続することができ、アンテナピクトも最も強い電波を示していた。接続後は、動画や音楽鑑賞、チャットなどがスムーズに行えた。
海口市の路線バスを管理している会社は、試験的に実施されている4GWi-Fiの投入が安定すれば、投入する路線や車両の数を拡大する方針としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年9月28日