2014年8月3日に雲南省昭通市魯甸県でM6.5の地震が発生すると、中国地震局は直ちに地震緊急地球観測活動を開始した。中国地震局地震緊急地球観測技術協調チーム地震予測研究所、地殻応力研究所、地質研究所などの部門は、被災地の地球観測画像、地勢図、地震構造図、道路交通分布図、土地利用図、竜頭山鎮などの住民が暮らすエリアの高画質地球観測画像の作成を完了し、中国国務院抗震救災指揮部、地震現場指揮部などの部門に提供した。中国地震局のウェブサイトの情報をまとめ、人民網が伝えた。
地震緊急地球観測技術協調チームは地震発生後、中国地震局重大地震災害緊急地球観測の協力部門である、国家測絵地理信息局(測量・製図・地理情報局)、中国資源衛星応用センター、北京情報研究所、中国科学院光電研究院などと共同で、緊急地球観測活動を実施した。同チームは上述した部門に、今回の地震の基本データ、被災状況に対する分析、現在の状況、被災地の地球観測データの収集範囲の提案などを提供し、関連部門が震災前に撮影した国産高画質地球観測画像を入手した。同チームは8月5日に関連部門から、被災地の一部地域で無人機が撮影した画像と衛星写真を入手した。関連部門は利用可能な画像を使い、データの処理と被災地(一部地域)の家屋の損傷、地震による地滑り、堰止湖などの災害、道路の破損などの状況を迅速に分析し、利用可能な衛星写真の範囲内における震災の程度を確定し、被災地全体の被災状況の空間分布の把握を支援した。同チームは関連部門に対して、緊急指揮、被災地の救助活動、地震による被害および震度の分析などの参考データを提供した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月7日