青海省電力公司が自主開発した、衛星測位システム「北斗」に基づく衛星通信により遠距離で電気料金をチェックするシステムが正式に稼働を開始した。中国が国産衛星・北斗を使用し、電力データの送信を実現するのはこれが初めてだ。人民日報が伝えた。
同システムは北斗のショートメッセージサービスのデータ伝送システムと関連する通信ソフトウェアによって構成され、既存の電気使用量情報収集システムと互換性を持つ。電力供給部門は電気メーターを遠くからでもチェックでき、一般世帯も事前に登録していたクレジットカードにより電気料金を支払うことができる。青海省門源県、沢庫県など7ヵ所の公衆通信回線が通じていない過疎地での試行に成功しており、青海省科学技術庁の審査に合格し、実用新案特許を取得し、2件の発明特許に出願している。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月7日