中国は今年上半期、国家級新区の建設ラッシュを迎えた。陝西西咸新区、貴州貴安新区、青島西海岸新区、大連金普新区が相次いで中国国務院から設立を許可された。この4区の総面積は1万2000平方kmを上回る。アナリストは、「国家級新区の設立が相次いでいるのは、新たな経済成長源を形成し、地域の調和的な発展と経済の安定成長を促すことを目的としている」と指摘した。中国新聞網が伝えた。
◆上半期に4つの新区が設立
中国国務院はこのほど大連金普新区の設立を許可した。今年に入ってからの国家級新区の設立許可は、陝西西咸新区、貴州貴安新区、青島西海岸新区の設立許可に続いて4回目となる。
国家級新区は、国家重大発展・改革開放戦略の任務を担う、中国国務院に設立を許可された国家級総合機能区だ。中国の国家級新区の数は10に達しており、これまで上海浦東新区、天津浜海新区、重慶両江新区、浙江舟山群島新区、甘粛蘭州新区、広東南沙新区が設立されていた。
今年新たに設立された4つの国家級新区の総面積は1万2000平方km以上に達する。そのうち大連金普新区の面積は2299平方km、青島西海岸新区の陸地面積は約2096平方km、海域面積は約5000平方km、貴州貴安新区の計画中の面積は1795平方km、西咸新区の計画中の面積は882平方kmに達する。
新設された新区はそれぞれ、中国の西部地区、東北地区、東部沿岸地区に位置する。大連金普新区が東北地区の空白を埋め、10の国家級新区は全国各地のカバーを実現した。