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北京のPM2.5、石炭燃焼が重要な発生源に

 2013年12月31日10:50
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 中国科学院の公式微博(ウェイボー)は12月30日、「研究結果によると、化石燃料の燃焼・排出が、北京のPM2.5の主要発生源となっている。北京のPM2.5の6種類の重要な発生源のうち、自動車排出ガス・ゴミ焼却が占める比率は4%のみとなっている」と発表した。新京報が伝えた。

 ◆自動車排出ガスは4%未満

 中国科学院はこのほど、北京のPM2.5の化学成分および発生源の季節的な変化について研究を進めた。研究結果によると、石炭燃焼、工業汚染、二次無機エアロゾル(エアロゾルは、大気中を浮遊している固体・液体の微粒子の総称)の3つの発生源を合わせると、化石燃料の燃焼・排出が北京のPM2.5の主要発生源となる。

 そのうち北京のPM2.5には6つの重要な発生源があり、砂塵(15%)、石炭燃焼(18%)、バイオマス燃焼(12%)、自動車排出ガス・ゴミ焼却(4%)、工業汚染・(25%)、二次無機エアロゾル(26%)に分かれる。

 これまでは、北京市内の大量の自動車排出ガスが、煙霧発生の重大な原因であるとされていた。

 上述した研究によると、自動車排出ガス・ゴミ焼却の占める比率は4%のみであり、自動車排出ガスのみなら4%未満ということになる。ゆえに自動車排出ガスが煙霧発生の重大な原因であるという説は、研究結果に合わないことになる。

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