「史上最も厳格」と称される輸入粉ミルク新規定が今月より施行されており、偽物の外国産粉ミルクは中国に入れなくなった。米国やスペインなどの外国産粉ミルクが、この流れに乗り中国に進出している。京華時報が伝えた。
中国国家質量監督検験検疫総局によると、輸入乳幼児用粉ミルクの中国語表示ラベルを中国国内で貼付することを禁じる新規定(中国語表示は中国に輸入される前に商品パッケージ缶に直接印刷しなければならない)が、今月より施行されている。これにより、一部の外国産を装った粉ミルクが、国外追放されている。その一方で、本物を販売する海外粉ミルクブランドが、中国市場に押し寄せている。米PBM社の中国区担当者は昨日、「多くの粉ミルク輸入業者は、中国政府が5月1日に発表する具体的な文書を待っている。しかし当社はこれに先んじて、中国大陸部で商品を販売することを決めた」と表明した。他にもスペイン最大の粉ミルクメーカーと呼ばれる企業も昨日、中国初進出を発表した。
業界関係者は、「新しい政策の実施により、多くの不合格企業が国外追放され、中国市場の粉ミルクの品質が改善されるだろう」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月4日