英国のシティ大学ロンドンのカスビジネススクールがこのほど発表した「合併買収(M&A)吸引力指数」の2013年版報告書によると、世界で最も吸引力のあるM&A市場ランキングで中国が10位に躍進したという。人民日報が伝えた。
この報告書は世界131カ国のM&A市場の発展情況を調査研究したもので、ランキングは主に各国の監督管理の度合い、政治的環境、金融の発展情況、インフラ・資産、技術力、社会経済の発展の特色などの要因を踏まえて作成される。
同スクールM&A研究センターのスコット・モーラー教授によると、中国は強い吸引力をもった世界のM&A市場の一つになった。これは多くの人にとって意外ではなく、最新のランキングの結果もこのことを証明している。中国のM&A産業が過去5年にわたり緩やかに上昇した主要因は、中国の技術力がますます強まり、多くの先進国と対等になったことだ。中国はより高いイノベーション力とハイテク輸出力も備えるようになったという。
世界的に有名な法律事務所リンクレーターズもこのほど2014年の中国M&A市場の展望を発表し、中国の持続的な成長を可能にする政策や人民元国際化の歩みの加速が、世界のM&A市場に積極的な影響を与えるとの見方を示した。14年の中国には十分な資金と活発な需要があり、世界のM&A市場に活力をもたらすという。