生活コスト 上海はNY並み、トップは今年も東京 (2)
調査対象となったアジアの都市の中で、27都市が順位を上げ、8都市が順位を下げ、2都市は前回と同じ順位だった。うち最も上昇幅の大きかった都市はベトナムのホーチミンシティとハノイで、ホーチミンシティは17位上昇して93位に、ハノイも17位上昇して96位になった。
注目に値するのは、生活コストは上昇しているものの、世界で最も消費が少ない都市は今なおアジアにあり、その多くがインド亜大陸に集中していることだ。パキスタンのカラチ、インドのムンバイ、ニューデリー、ネパールのカトマンズ、スリランカのコロンボ、イランのテヘランの物価は低く、アジア都市が調査でわかった生活コストが最も低い10都市の中心を今なお占めることを物語る。
コペステイク氏によると、経済の安定的発展と給与の急上昇、これに人民元の小幅の上昇が加わり、中国の都市は軒並みランキングが上昇し、1つから17までそれぞれの幅で順位を上げた。
中国都市生活コストランキングのトップは香港で、世界ランキングは14位。2位の上海の生活コスト指数は99で米国・ニューヨークの100とほぼ並び、世界30位、3位以下は順に、深セン、大連、北京、台北、広州、蘇州、青島、天津だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年2月5日