心臓・脳の血管病の食事療法
春は人間の情緒を不安定にさせ、さらに気候の変化が大きく、温かさと寒さが交互し、血管が急激に収縮、拡大することから血圧が上昇し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなる。このため保温に注意し、ピクニックなどを通じてリラックスして心を落ち着かせ、体を鍛え、新鮮な野菜や水分を多く摂る必要がある。
心筋梗塞にお薦めの食事療法:天麻スッポン湯の作り方
材料:スッポン1匹(約250―500 グラム)、天麻(オニノヤガラ)10グラム、ハム20グラム、塩適量、ショウガ、黄酒、スープ各適量。
作り方:
(1)スッポンは内臓を取り、頭と足の爪を取り除き、洗って6つに切る。
(2)スッポンの肉を鍋に入れ、適量の水を加え、強火で煮る。
(3)沸騰後、さらに2―3分煮る。
(4)スッポンの肉を取り出し、表面の膜を取り除いて洗い、再び鍋に戻す。
(5)天麻、ハム、ショウガ、黄酒、煮出し汁を加え、スッポンの肉が柔らかくなるまで強火で90 分煮る。
(6)ショウガの欠片を入れ、塩で味付けして出来上がり。
健康のヒント:1―2日中に何回かに分けて摂取し、続けて大量に摂取してはならない。特に一度に多く摂り過ぎると、胃腸の消化機能に影響して消化不良を起こす。補元(気を補充すること)、滋陰填精(潤い、冷やす力、陰を補充すること)の効果を持つ。腎陰亏虚(「腎精」が不足した状態)の高齢者向けで、高血圧や心臓病などの心臓・脳の血管の疾病を持つ患者に特に適している。