北京時間の25日未明2時、マレーシア航空MH370便の乗客家族委員会が北京の麗都ホテルで声明を発表した。人民網が伝えた。
声明は以下の通り。
「マレーシアのナジブ首相は直接の証拠が全くない中で、マレーシア航空MH370便の乗客家族に対して同機は最終的に南インド洋に墜落し、生存者はいないという声明を発表した。3月8日にマレーシア政府がMH370便の失踪を発表してから今日までの18日、マレーシア航空、マレーシア政府、同国軍は真相究明を遅らせ、真相を隠蔽して、乗客家族や世界中の人々を騙そうと試みた。こうした卑劣で恥知らずの行為は中国人乗客154人の家族の心身を愚弄し打ち砕いただけでなく、同時に捜索・救助行動を誤った方向に導いて遅らせ、大量の人員と物資を浪費し、最も貴重な救援の時間を失うこととなった。もし私たちの家族である乗客154人の貴重な命が失われたのであれば、マレーシア航空やマレーシア政府、同国軍が彼らの命を奪った本当の殺人者である。ここに私たちマレーシア航空MH370便の中国人乗客154人の家族はマレーシア航空、マレーシア政府、同国軍に対して最も強烈な抗議と糾弾を行う。私たちは全ての可能な手段をとってマレーシア航空、マレーシア政府、同国軍の許すことのできない罪と責任を追及する」
「家族を返せ。真相を説明しろ」。現場では家族が腕を振り上げて叫ぶ姿が見られた。
現地時間の24日夜10時、マレーシアのナジブ首相は緊急記者会見を開き、入手した証拠によると、不明機は南インド洋に墜落し、生存者はいないと発表した。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年3月25日