23日、不明機の捜索に参加するため豪州の空軍基地に到着した中国の運輸機「伊爾76」。 |
豪州海洋安全庁(AMSA)の公式サイトによると、豪州は24日早朝から、航空機10機を投入して、消息不明のマレーシア機の捜索を引き続き展開する。中国の航空機も初めて同国の捜索に参加する。中国新聞網が報じた。
AMSAによると、豪州と中国の人工衛星がインド洋南部でマレーシア機の残骸の可能性がある漂流物をとらえ、豪州は同海域で所有している人工衛星や情報資源を導入して捜索に当たっている。
24日の捜索には、豪州と中国のほか、ニュージーランドや米国も参加している。
重点的に捜索が進められているのは、豪州パースから、およそ2500キロメートル南西のインド洋上の総面積6万8500平方キロメートル。同海域では降雨などの悪天候が予想されている。
同日の捜索には民間機3機も参加している。豪州の緊急サービス所のボランティア20人が、空中監察院として同民間機に乗っている。
AMSAによると、捜索に参加している中国の航空機は空軍の運輸機「伊爾76」2機。そのほか、中国の船舶数隻も捜索に協力している。
中国空軍の申進科・報道官によると、「伊爾-76は22日、パースから北50キロにある空軍基地に到着したほか、運輸機『運-8』も同日、マレーシアのスルタン空軍基地からインド洋北東部のアンダマン海に向かい、消息不明のマレーシア機の捜索を展開している」。
中国海上搜救センターは22日、「中国の捜索船舶は現在、インド洋の南を航行しながら捜索を続けており、豪州がマレーシア機の残骸の可能性がある漂流物を発見したと発表した海域に近付いている」と発表した。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年3月24日