中国の反腐敗に全世界が注目する理由 (2)
世界は中国がどう本気でやるかに注目している。「最初から最後まできちんとやり遂げ、竜頭蛇尾となるのを防ぎ、全党、全人民に監督させ、確かな成果と変化を人民大衆に示し続ける」。本気でやってのみ、民心を勝ち取り、人民の恨みを取り除くことができる。大衆から通報のあった腐敗問題に対して、数十時間の「秒殺式」フィードバックの「電撃手段」もあれば、一月余り引き延ばして調査結果を遅々として公表しない「中断工事」もある。本気でやるなら対応を引き延ばすのではなく、「中断工事」を根治しなければならない。各地・各部門はこれについて心の準備をしておかなければならない。
世界は中国がどうやって確かな手段を講じるかに注目している。「権力運用に対する制約と監督を強化し、権力を制度の檻に閉じこめ、腐敗に走る勇気をなくす懲戒メカニズム、腐敗できない防止メカニズム、腐敗に容易に走らなくする保障メカニズムを構築しなければならない」。「トラ」を捕まえるには「鉄の檻」が必要だ。この檻が制度であり、確かな手段だ。確かな手段を講じてのみ、法律外の絶対的権力は誰にもないということを各級指導幹部に銘記させることができる。この確かな手段は特にトップに対する監督を強化し、指導幹部が地位が高くても権力を独占せず、権力があっても私利を謀らないようにするものでなければならない。
世界は中国がどうやって「トラ」を捕まえるかに注目している。「厳格な党内統制には、懲罰の手を決して緩めてはならない。『トラ』と『ハエ』を共に叩き……党規と国法に例外なしの方針を堅持し、誰に波及するのであれ徹底的に取り調べるべきであり、断じて大目に見てはならない」。先日の中共による李春城など省・部級高官への取り調べと処分は、誰であれ、どれほど高官であれ、党規と国の法律を犯しさえすれば厳しく追及し、処罰されなければならないということが、決して空論ではないことを世界に示した。
第18回党大会後、省・部級高官の失脚からインターネット上の反腐敗リレーまで、反腐敗には新たな動きも新たな成果もあり、人々に新たな期待を呼んでいる。これには当然、海外世論も含まれる。中共には人々の期待をより着実に実現させる決意も能力もあると信じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月25日
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