岩井俊二監督、お忍び訪中 パンダ鑑賞に火鍋
金沙博物館の敷地内を歩く岩井俊二監督
ある映画評論家が言うには、岩井俊二監督のファンの数は日本より中国の方がはるかに多い。中国で「日本の王家衛」と称される岩井監督の作品は決して多くないが、新作が発表される度にファン必見の作品として持てはやされている。中国の映画ファンにとって、岩井監督は清純な愛と残酷な青春の代名詞となっている。「華西都市報」が伝えた。
この著名な岩井俊二監督は、3月26日にあるミニ映画のプロデューサーとしてこっそりと成都に姿を現した。今回の訪中は非常にタイトな日程で、しかも極秘に行われたが、本紙のために独占インタビューの時間を割いてくれた。50歳を迎えた岩井監督は非常に童顔で、肩まで伸びた髪は自然とカールし、ジーンズを穿いて、黒色のショルダーバッグを肩にかけていた。そして、淡々とゆっくりとしゃべった。
成都に到着した時、岩井監督は身近なスタッフに3つのリクエストをしたという。それは、パンダを見ること、火鍋を食べること、そして宿泊しているホテルにジャスミン茶を用意してもらうこと。この日、これらのリクエストはすべて実現した。