李克強総理：中国は2つの「かつてない」に直面

李克強総理は25日、中国発展ハイレベルフォーラム2013年度年次総会に出席した外国の代表者との座談会に出席した。

　李克強総理は25日、中国発展ハイレベルフォーラム2013年度年次総会に出席した外国の代表者との座談会に出席した。座談会には著名な多国籍企業の責任者、国際的に有名な大学や研究機関の専門家や学者、世界銀行、国際通貨基金（IMF）、経済協力開発機構（OECD）など国際組織の責任者100人余りが出席した。

　李総理は「中国の発展は2つの『かつてない』に直面している」と指摘。「第1に、13億の人口を擁する大国が近代化の実現に努力することは、人類史上かつてないことだ。第2に、中国は近代化の過程で環境を守り、資源を節約してグリーン開発を実現しなければならない。その難しさと国際的関心の高さもかつてないものだ」と述べた。

　李総理は「改革開放から30年余りの実践は、中国の発展は対外開放の中でたゆまず推し進め、開放拡大の中で内需を拡大しなければならないことを示している。製品でもサービスでも、中国は世界にとって大市場だ。今後5年で製品貿易の輸入額は10兆ドルに達する。サービス業開放による効果はさらに大きい。中国のサービス業生産額（付加価値ベース）はすでに4兆ドルに近づいているが、サービス貿易の総額はやっと4700億ドル余りになったに過ぎない。サービス業の開放はわれわれにとって今後の1つの重点だが、もちろんこれは一歩一歩前に推し進めていく必要がある」と強調した。

　投資環境について李総理は「中国の発展は国際社会との協力と切り離せない。政府がすべきは、公平な競争の行われる市場とプラットフォームの提供であり、一段とルールの厳粛性を際立たせ、知的財産権と企業秘密を保護しなければならない。外資系企業と中国企業は市場で平等に競争し、同じ土俵で競うだけでなく、互いに協力し、第三国の市場を共同開発することもできる」と指摘した。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年3月28日