中国映画の特殊撮影の多くは外国の制作チームが制作
あるインターネット利用者が2月28日にミニブログで、映画の特殊撮影の前後を比べる比較写真を掲載して話題を集めている。写真を撮影したのは外国人で、画像交流サイトのimgur.comで広く転載されている。揚子晩報が伝えた。
当該の写真では、俳優の体の上にはきちんとした甲冑はみられず、ベルト2本とプラスチックの甲冑だ。映画「アベンジャーズ」に登場する様々なヒーローのアクション場面なども、俳優は2枚の緑色のプレートの間で想像力をはたらかせながら行ったものだ。谷間を飛び越えるスリリングな場面も、俳優が細いロープに吊るされて撮影された。「カリブの海賊2」の恐ろしいタコの怪物も、顔の上の触角などはニセモノで、撮影時には特殊撮影のスタッフが顔一面に鉄の釘を設置している。
最もおもしろいのは今年のアカデミー賞受賞作の「ライフ・オブ・パイ」の特殊撮影で、大海原を漂流する主人公はプールで撮影され、また相手役のトラは何と青いぬいぐるみだ。
映画でよく使われる特殊効果の専門家に取材したところ、特殊効果はすでに映画に不可欠のものとなっており、中国映画「金陵十三釵」や「西遊・降魔編」などでも撮影当初から外国の特殊撮影企業が参加しているという。特殊撮影で使用される青や緑の背景はグラフィックのためだという。後期の制作プロセスで担当者が俳優を背景から切り離し、必要な背景に嵌め込むことで現実では不可能なアクションが完成する。俳優の顔の上に描かれた点は、俳優の動作を正確に把握するために必要だという。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年3月1日