16日に開幕した第4回北京国際映画祭で、同映画祭の組織委員会と映画チャンネル番組センターは共同で、映画チャンネル・映画産業の総合ビッグデータ指数「M指数(Movie Index)」を発表した。興行成績だけでなく、さまざまな面から映画を評価し、若い映画監督の作品の中でも、本当に良い作品を世に宣伝するのが目的だ。法制晩報が報じた。
「M指数」とは、▽映画館の観客動員数▽新メディアの視聴者数▽テレビの視聴者数▽製作費と興行収入の比較▽市場での口コミ・評価---の5つの指標を基礎とし、総合的に算出した指数だ。科学的に出された統計データは、1つの映画の役者や演出家、プロデューサーなどの核心的な競争力を表す。
「M指数」に基づき、今年は映画「致我們終将逝去的青春(So Young)」で始めて旗を振った女優の趙薇(ヴィッキー・チャオ)が「新焦点監督」に、同作品に出演した俳優の鄭凱(チェン・カイ)と女優・江疏(ジャン・スー)がそれぞれ、M指数が最も高い俳優、女優に選ばれた。
「致我們終将逝去的青春」のほか、「分手合約(A Wedding Invitation)」、「小時代(Tiny Times)」、「風暴(Firestorm)」、「西遊・降魔篇(Journey to the West: Conquering the Demons)」、「無人区」( No Man's Land)」、「不二神探(Badges of Fury)」」、「厨子・戲子・痞子(The Chef・The Actor・The Scoundrel)」、「北京遇上西雅図(Finding Mr.Right)」、「中国合夥人(American dreams in China)」などが、M指数ランキングの10傑に入った。
M指数が発表されたことに関して、業界関係者は、映画の選択や製作の参考になると歓迎している。
映画会社「国盛影業」の高軍・総経理は、「中国の映画市場は急速に発展しており、わずか数年の間に、世界第2位の映画消費国になった。しかし、市場にはまだ問題も残っている。例えば、興行成績だけに目を向け、クオリティには目を向けない。また、新人には発言権がなく、相応の解決策もない」と指摘している。このような状況下で、発表されたM指数は、ビッグデータの活用が進んでいる現在の状況と合致しているほか、5項目を総合的に評価しているため、本当に見る価値のある作品を世に宣伝することができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年4月22日