中国航天科工集団第二研究院が18日に発表した情報によると、中国初の高精度時刻比較モデム(BIRMM MODEM)のコア技術および試作機の研究開発が、同研究院第203研究所で成功した。同製品は「北斗」や「長河」など、宇宙・地上測位システム間の時刻同期に使用できる。科技日報が伝えた。
世界で実用化された時刻比較製品を持つのは、ドイツの某社のみだ。第203研究所が一連の重要技術を把握し開発した製品で、完全に一致する衛星リンクを使った試験を実施したところ、時刻比較の測量結果の誤差がドイツ製品と同じ水準に達した。
同製品は衛星リンクと組み合わせることで、北斗や長河などの宇宙・地上測位システム間の時刻同期に使用できる。マイクロ波通信もしくは光ファイバーにより、地上のレーダー基地、戦車、艦船などのシステムの正確な時刻同期を実現できるため、普及の高い将来性と経済的価値を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月22日