新型空港気象レーダー 低空域の突風を探知
低空の突風は「航空機の天敵」、「空港の疫病」と呼ばれるが、このほどついにその特効薬が現れた。中国航天科工集団二院23所が8月29日に明らかにしたところによると、同研究所は中国初の低空連続波風計測レーダーの開発に成功した。この新レーダーを使えば、航空機の離着陸の安全を保障することができる。北京日報が伝えた。
新レーダーは低空の風の変化を測定し、航空機の安全な離着陸に信頼性の高いデータを提供する。低空の風の変化とは、高度600メートル以下の風向きと風速の急激な変化を指し、これは航空機の進路をずらし、さらにはそのバランスを失わせる可能性がある。同研究所が開発した新レーダーは、5メートルごとに高度20−600メートルの低空を通過する風のデータをキャッチし、データの正確度を大幅に引き上げた。
伝統的なパルスレーダーは、60メートルごとに高度60−600メートルの風のデータをキャッチすることしかできず、データの正確度が低く、探知できない範囲が広かった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月2日