日本の防衛相が中日「衝突」を囃し立て、防衛力強化を要求
日本の小野寺五典防衛相は26日、アジアで衝突が勃発した場合、日本は「重要なプレイヤー」となる可能性があると表明。活発化する中国の海洋活動に対して、日本は「警戒」しなければならないと主張した。中国新聞網が伝えた。
AFP通信によると、小野寺氏は「日本には新たな装備と防衛能力の強化が必要だ」と指摘。釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題による関係悪化以降、中日両国間には「偶発的衝突」の可能性が存在し続けていると述べた。
小野寺氏は「日本が現在直面している危機は、日本を国家間の衝突の主要なプレイヤーにする可能性がある」と指摘。「以前の日本には衝突の一方の一部(日米同盟)となる、あるいは周辺国で衝突が発生する可能性しかなかった。日本の防衛力もこれに沿って設計されていた。だが現在、日本は十分に強大な防衛力を持って国を守る必要がある。これは新たな設備、航空機、安保システム、サイバー防衛の必要性を意味する」と述べた。
AFP通信によると、小野寺氏は28日に拡大ASEAN国防相会議へ出発する。ヘーゲル米国防長官とも会談する予定だ。
安倍政権は発足以来、「中国脅威論」を度々囃し立て、「憲法改正・軍事力強化」路線を突き進んでいる。安倍政権は憲法改正と軍事力強化を「生涯をかけた事業」と見なしており、根本的な政策転換の可能性はほとんどないと見られる。現在、東アジアの隣国、そして特に米国の圧力を前に、路線と方向性を多少調整すると見られるが、目標が変わることはなく、手段をより巧妙にしようとするだけだ。アジア諸国を始め、国際社会はこの点に最も警戒する必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月27日