中国がうまくいって初めて世界もうまくいく
世界がうまくいって初めて中国はうまくいく。中国がうまくいって初めて世界もうまくいく。(文:慕永鵬・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
中国の安定的発展には世界各国からの支持と助けが不可欠であり、世界の繁栄と進歩にも中国の努力と貢献が不可欠だ。新中国は成立後60年余り、特に改革開放後30年余りで世界の注目する成果を上げた。中国は対外開放によって経済・社会発展を極めて大きく促し、対外依存度はかつてない高水準に達し、国際社会に全面的に融け込みつつある。
中国の発展は同時に世界各国にも確かな利益をもたらし、世界の平和と発展に重要な貢献を果たした。世界第2の経済大国、最大の輸出国、第2の輸入国である中国の高品質で安価な製品は各国の人々の生活を豊かにした。対外投資は各国に大量の雇用を創出した。大勢の留学生は相手国の教育産業を牽引した。大挙しての住宅購入は欧米の弱含みの不動産市場を刺激した。大勢の観光客は相手国の商店を驚喜させた。つまり中国は疲弊した世界経済に活力を注入した。
国際通貨基金(IMF)の統計は、世界金融危機発生以降、世界経済の成長への中国の寄与度が4分の1近くに達したことをはっきりと示している。2020年までに中国の市場購買力は64兆元に達し、今後5年間で中国の製品輸入額は10兆ドル、新規対外投資は5000億ドル、中国大陸部外への観光客数は延べ4億人を超えると予測される。中国は自国の急速な発展を実現すると同時に、多の国々にも重大な発展のチャンスをもたらそうとしている。