习专栏

経済的な困難抱える家庭の学生2000万人以上を支援してきた中国の教育ローン

人民網日本語版 2023年06月14日15:24

今年の中国大学統一入学試験(通称、「高考」)が終了した。試験会場を後にした瞬間から、受験生の新たな人生が始まる。ネット上では、「絶対にあきらめないで。必ず頑張って大学に行って」というハッシュタグが付いた話題が注目を集めている。

教育の公平性を促進する重要な措置である国の教育ローンは、1999年から実施が始まり、これまでに合わせて4000億元(1元は約19.5円)以上が投じられ、経済的な困難を抱える家庭の学生2000万人以上を支援してきた。

同政策の実施初期、全日制の一般学部・専科(短大に相当)の大学生と大学院生を対象に、一人当たり毎年最大6000元が融資されていた。その後、2021年になり学部・専科(短大に相当)の大学生への融資額が最大1万2000元、大学院生は1万6000元まで引き上げられた。

2022年、国の教育ローンとして、延べ591万人に合わせて569億元が融資された。これにより経済的な困難を抱える家庭の学生が無事、学業に専念することを実現してきた。

この話題をめぐり、多くのネットユーザーが自らの経験を書き込んでいる。

「国の教育ローンを利用して大学に通った。卒業して7年になるが、1年の返済額はわずか2000元ほど。全く負担になっていない。経済的な困難を抱える家庭なら、教育ローンを申請した方がいい。大学に通い始めたら、アルバイトをして、生活費を稼ぐこともできる。今はたいへんでも、将来は必ずどんどんよくなる。絶対に大学に行って勉強しよう!」

「私自身、まさに国の支援で学校に通わせてもらった。私は小学校から博士課程修了まで、国の支援を受けてきた。国が私を成長させ、私が成功できるよう、いつでも安心感を与えてくれた。今の私はすでに国や社会のために働く能力がある。社会に貢献するために頑張りたいと思っている。経済的な困難を依然として抱えている学生たちに、『何があっても勉強をあきらめてはいけない。それは運命を変える唯一の道だから』と言いたい」

こうした数々のメッセージにはいずれも、「絶対にあきらめずに勉強しよう」という思いが込められている。

国の教育ローンのほか、中国には国家奨学金や国家励志奨学金、国家助学金、新入生支援金、勤工助学金、学費減額・免除、補償・代償といった制度がある。

これらの数々の制度は、経済的な困難を抱える学生たちに「合格通知書を手に入れることだけに専念しなさい。あとのことは国が解決する」という国の態度を示していると言えよう。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年6月14日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング

  • 全部
  • 経済
  • 社会
  • 政治