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中国各大学の色とりどりの新アカデミックガウン

人民網日本語版 2023年06月14日15:19

今年も多くの大学が各校の新しい式服(アカデミックガウン)とそのデザインコンセプトを発表した。ここでは、バラエティ豊かな各大学のアカデミックガウンを一緒に見て行こう!新華網が伝えた。

北京科技大学

北京科技大学が卒業生用に用意したアカデミックガウンは、学士が黒、修士が青、博士が赤をベースカラーとしている。

袖口には万里の長城、同大のシンボルマークの鼎、同校のモットー「真実を追求し古いものを新しくする(求実鼎新)」の文字がデザインされた模様が入れられており、胸元にはシンボルマークの鼎が立体的に刺繍されている。

フードの柄は貝殻、銀杏、歯車などのモチーフを融合したもので、同大で学んだキャンパスでの記憶が刻まれ、卒業生の一人一人にこれからの人生でも情熱を持ち続け、それぞれの道を歩んでほしいという願いが込められている。

青島大学

青島大学のアカデミックガウンは国際的な式服のルールに則ったもので、民族文化を受け継ぎながら、青島地域の特色と同大の風采を伝えることを目指したものとなっている。学士、修士、博士、指導教員、学長の5タイプあり、7つの学部ごとに違いがある。

ベースカラーには同大のシンボルカラーの「青大ブルー」と「青大レッド」が使用され、海の色を取り入れ、海に近い同大の特色を生かしたデザインになっている。学士、修士、博士でブルーの濃さが異なり、学位が上がるにつれて色が濃くなり、学術研究が深まる様子を象徴している。

北京交通大学

今年の北京交通大学の新しいアカデミックガウンは、左胸にゴールドイエローで同大のシンボルマークが刺繍され、鮮やかな色が目を引く。袖口部分はキャンパスの南門にある同大モットーの「知行」と曲線を組み合わせたデザインで、卒業生がかつて希望に満ちて入学し、今は国を支えることを期待されながら旅立つ様子を象徴している。

フードには同大の特色が生かされている。「北京交通大学ブルー」をベースに、同校のシンボルになっている赤い木の実の模様が配され、縁飾りの色で学部を表し、文学部はピンク、工学部はイエロー、理学部はグレーとなっている。

中国人民大学

中国人民大学の新しいアカデミックガウンには、同大のカラーとモチーフがこれまでよりもさらに多く取り入れられている。

前合わせ部分にはブロケードが使用され、上から下に向かって同大創設年の「1937」や各時期の主要な建築物の柄が入り、同大の歴史的変遷と文化伝承の様子が織り込まれている。前合わせの両側には金色のラインがあしらわれており、ガウンの身頃部分とくっきり分かれたデザインとなっている。また、モクレンをかたどった両開きファスナーもついていて、脱ぎ着がしやすくなっている。

フードの縁飾りには、モクレンと延河の水の流れをモチーフにした模様があしらわれている。

袖口には宝塔山、延河の水の流れ、ヤマユリ、モクレンなどのモチーフがデザインされている。

ストールには「中国人民大学」と略称の「RUC」の文字が入っている。

同大は年度ごとにその年の卒業生専用の記念マークをデザインしてきた。今年は赤ベースに金字が入り、縁取りは学士が黒、修士が青、博士が赤となっている。マークの下方にはそれぞれの氏名と学生番号が刻印された金属プレートがついており、卒業生一人一人の輝きと栄光を象徴するものとなっている。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年6月14日

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