浙江省の紹興職業技術学院ではこのほど、午前7時より前に食堂で朝食を購入すれば半額になるキャンペーンを実施している。ネット上では、「夢だけじゃなくて、ホカホカの半額の朝ごはんも、学生の目を覚まさせてくれるんだ」といったコメントが寄せられるなど、大きな話題となっている。
包子(中華まんじゅう)や饅頭(蒸しパン)、お粥のほか、麺料理、ワンタン、チャーハンなど、午前7時までに購入さえすれば、全て半額になる。
このキャンペーン実施を知った学生たちは次々といつもより早く起きて食堂に向かっている。そして、キャンペーン実施から2日目には、午前6時15分頃には、すでに食堂には長蛇の列ができていた。
食堂の責任者である李建国さんによると、キャンペーン実施後、7時前に食堂に来る学生の数は普段の数倍にもなっているという。
早起きして朝食を食べに来ていた学生の徐尉程さんは、「冬休みが終わって、学校に戻って来たばかりで、ペースがなかなか元に戻らない。朝ごはんを食べる時間がなく、お腹を空かせたまま講義を聞きにいったこともある。でも今は、夜早めに寝て、朝早く起き、ホカホカの朝ごはんを食べているので、とてもスッキリした気分で過ごせる」としている。
学生が早起きの習慣を身につけることができるようサポートするこの半額キャンペーンは、学校と食堂が料金の一部を負担し合い、校内の4ヶ所の食堂で今月13日から21日間にわたって実施されるという。
学校の教員は、「このキャンペーンを通して、学生らが早起きして、勉強、運動をするよう働きかけ、ポジティブで向上心あるキャンパスの雰囲気づくりをするのが目的」と説明している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年2月20日