明陽集団が27日に明らかにしたところによると、明陽智能が独自に研究開発した陸上風力発電機「MySE10.X-23X」が26日、ラインオフした。これは明陽大慶拠点初の完成機とブレードの「ダブル生産開始」を実現した1基目の風力発電機だ。同発電機は230メートル余りの特大のブレード直径により、世界でラインオフした風力発電機のブレード直径の世界記録を一挙に更新した。これは中国の超大型陸上風力発電機の研究開発と製造能力が世界トップレベルに達したことを示している。科技日報が伝えた。
「MySE10.X-23X」のブレード直径は230メートル以上で、ボーイング747を3.6機並べた翼幅の長さに相当する。最大受風面積は4万2000平方メートルを超える。フル稼働できる風速の場合、1機の1回転で21kWh発電できる。1年で3500万kWh以上のクリーン電力を発電でき、3人家族約1万2500世帯の1年間の生活用電力の需要を賄える。毎年標準石炭を約1万1000トン節約し、二酸化炭素排出量を3万2000トン削減できる。
その特大のブレード直径と単体容量により、「MySE10.X-23X」は陸上の中・強風速地域で広く使用できる。東北・華北・西北地域の超低温環境の特徴及び砂漠地帯の風力発電拠点の極限な環境条件に対して、同発電機は耐寒性や耐黄砂など一連の革新的な設計を採用し、極寒、高温、黄砂などの極限な環境条件に効果的に対応できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年5月30日