「2羽のクロエリヒタキのヒナが巣立った!」27日、福建省泉州市バードウォッチング学会は歓喜に沸いた。福建日報が報じた。
泉州市林業局と泉州市バードウォッチング学会はクロエリヒタキを同市で確認された363種類目の鳥類として記録した。
バードウォッチング愛好家の傅師偉さんは4月17日、清源山で青い羽根で、頭部に帽子のような黒い斑がある小鳥がヒナを育てるための巣作りをしているのを発見した。そして、泉州では見かけたことがない鳥だと思い、すぐに写真を撮影し、それをバードウォッチング愛好家が集まる微信(WeChat)のグループチャットに送信。「クロエリヒタキ」であることが分かったという。
クロエリヒタキが育雛期にあることを知った傅さんたちバードウォッチング愛好家約10人は、交代で山に登り、観察し、見守ることを決めた。そして、40日間かけてクロエリヒタキの巣作りから産卵、孵化、給餌、そしてヒナが巣立つまでの全過程をカメラに収めた。
泉州バードウォッチング学会の呉軻朝会長は、「泉州のバードウォッチング文化、ベテラン愛好家の詳細な観察記録は、本当に素晴らしい。クロエリヒタキは小型の鳥類で、体長は14-16センチ。外見は非常に特徴的であるため、野外でもすぐに見分けられる」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年5月30日