中国パブリック・リレーションズ協会が主催する2023年度の「一帯一路」(the Belt and Road)の今年の漢字が今月22日、陝西省漢中市で発表された。専門家やメディアの選出、推薦、ネットユーザーによる投票を経て、「信」が今年の漢字に選ばれた。
清華大学・蘇世民書院の潘慶中常務副院長は、「仁・義・礼・智・信は5つの徳。信とは、誠実であることで、互いに信じ合う精神も指す。文明の起点は『信』。『一帯一路』イニシアティブが目指すのはウィンウィンで、相互信頼は、『一帯一路』の協力の精神の基礎となる」と説明する。
今回は「一帯一路」の今年の漢字のほか、マスコットキャラクターである「トキ」の名前も発表された。応募、選出を経て、最終的に「文小洋」に決まった。「文」は同キャンペーンのメインロゴで、「洋」はトキの生息地である漢中市の洋県から取られている。
中国パブリック・リレーションズ協会は2016年から、「一帯一路」や漢字文化研究の分野の権威ある機関、著名な専門家と連携して、「一帯一路」の今年の漢字を発表している。毎年、一つの漢字を発表することで、国際社会の中華の優秀な伝統文化に対する評価を高め、漢字を通して、文化交流・融合、経済貿易の架け橋を作ることを目的としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年5月23日