甘粛省のシルクロード情報港股份有限公司が27日に発表した情報によると、同社と北京航空航天大学が共同で研究開発した初の「スマート信号機クラスターシステム」が誕生した。蘭州新区管理委員会と同社の極力推進により、現在蘭州新区で試験的に運営されている。中国新聞網が伝えた。
同システムは「人工知能、視覚識別、エッジコンピューティング」などの先端的な技術手段を充分に利用し、都市全体の交通状況に基づき信号を自動的に調節することにより、複数の交差点の信号機の動的調整を実現する。これにより、都市の交通渋滞の難題を効果的に解決し、都市交通の通行効率を高める。
現有のデータに基づき評価した結果、同システムが設置された後、エリア内の車両の平均通行効率が従来より5-30%向上し、デジタル経済とデジタル甘粛の建設にサポートを提供することになる。
同社の呉育紅会長は、「同システムは明らかなコストの優位性を持ち、現有の信号制御設備のアップグレードとなり、現有の信号機などの路上設備を交換する必要がない。工事の実施はシンプルかつ効果的で、従来の信号制御からスマート信号制御へのアップグレードにかかる建設費用を大幅に下げてくれる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月28日