蘇州マラソンのスタート地点(撮影・方夕鈺)。
第1回蘇州マラソンが26日午前、江蘇省蘇州市金鶏湖の湖畔で開催された。テーマは「Keep on Running」で、フルマラソン、ハーフマラソン、ファミリーマラソンの3部門が設置され、ランナー合わせて2万5000人が参加した。人民網が報じた。
女子の部でトップとなり、蘇州オリンピックスポーツセンターでゴールテープをきった楊花さん(写真提供・大会組織委員会)。
フルマラソン男子の部で優勝したのは管油勝さんで、タイムは2時間15分41秒。フルマラソン女子の部で優勝したのは楊花さんで、タイムは2時間38分18秒。またハーフマラソン男子の部で優勝したのは戚振飛さんで、タイムは1時間6分38秒。ハーフマラソン女子の部で優勝したのはエチオピア人のDIRIBA CHALTU DIDAさんで、タイムは1時間16分7秒だった。
2023蘇州マラソンのコース。
主催者によると、今大会では1万人がフルマラソンに、1万人がハーフマラソンに、5千人がファミリーマラソンに参加した。スタート地点は金鶏湖の湖畔で、蘇州工業パーク、姑蘇区、蘇州ハイテクパークを走りぬけるコースは、蘇州の重要な水系、ランドマークの観光地、賑やかな商業市街地を繋いでいた。そのため、ランナーは金鶏湖のほか、城の周囲にめぐらされた堀、盤門景勝地の大運河、寒山寺、蘇州中心といったランドマークや特色ある景観を楽しみながら走ることができた。
蘇州式造園のシンボルとも言えるカイドウの形をした花窓をモチーフにしたメダル(写真提供・大会組織委員会)。
今回の蘇州マラソンのメダルも工夫を凝らしたデザインとなっていた。表は古代蘇州の造園のシンボルでもあるカイドウの形をした花窓をモチーフにし、花窓の中に、超高層ビル・東方之門が彫られている。裏には蘇州で最も歴史と文化の特色を備えたランドマーク・虎丘塔が彫られている。そして、名前をそこに刻むことができるようになっており、完走者は「世界に一つだけのメダル」を受け取ることができた。
ランナーに声援を送る外国人ボランティア(撮影・呉洪躍)。
ボランティアサービスを見ると、高等教育機関10校や民間のボランティア団体10団体のボランティア合わせて3899人が参加者にきめ細かなサービスを提供した。例えば、コースでは、1キロごとのボランティアポイントには、外国人ボランティアの姿も多く、「がんばれ」という応援メッセージが様々な言語で書かれたボードを掲げて、声援を送っていた。大会組織委員会によると、外国人ボランティアには、英国人やマレーシア人、パキスタン人、韓国人、アルメニア人、ボスニア・ヘルツェゴビナ人、ナイジェリア人、エチオピア人などが含まれていた。
その他、今大会では積極的にデジタル化も行われ、スマート大会一体化プラットホームを導入。会場には5G大会指揮部が設置され、モノのインターネット(IoT)やビッグデータ技術を駆使して、選手の安全な走行、大会管理、統一指揮の可視化展示・調整などを実現したハイレベルな大会となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月27日