中国発展ハイレベルフォーラムの年次会議が26日に北京で開幕された。丁薛祥国務院副総理が開幕式に出席し、習近平国家主席の祝賀メッセージを読み上げ、基調演説を行った。新華社が伝えた。
丁副総理は「今年我々は『安定を維持しながら前進』という取り組みの全体基調を堅持し、新たな発展理念を完全、正確、全面的に貫徹し、新たな発展構造の構築を加速し、質の高い発展の推進に力を入れ、成長・雇用・物価の安定化の取り組みを際立たせてしっかりと行い、経済の質の効果的向上と量の合理的成長を実現し、社会主義現代化国家の全面的建設のために良いスタートを切る」と表明。
「手を携えて開放型世界経済を構築し、開放の中でチャンスを共有し、協力の中で試練に対処し、世界経済の安定的回復を後押しする必要がある」と述べ、(1)マクロ経済政策の国際協調を強化し、急激な政策変更によって深刻な負の波及効果が生じることを防ぐ(2)真の多国間主義を堅持し、世界経済の回復に強大なプラスのエネルギーを注ぎ込み、さらなる安定性と確実性をもたらす(3)科学技術面で国際交流・協力を深め、開かれた、公平で公正かつ差別のない科学技術発展環境を築く(4)グリーン協力パートナーシップを築き、クリーンエネルギー、低炭素・環境保護、汚染対策などの分野で協力を強化し、グリーン発展の新たな原動力を培う(5)共同発展の促進に力を入れ、グローバル発展イニシアティブを積極的に実行に移し、団結し、平等で、均衡ある、あまねく恩恵をもたらすグローバル発展パートナーシップを共に構築することを提言した。
今回の中国発展ハイレベルフォーラム(主催:国務院発展研究センター)は「経済回復:チャンスと協力」をテーマとして、国内外の専門家、学者、実業家、政府高官、国際組織の代表が開幕式に出席した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年3月27日