科学技術部(省)ハイテク研究発展センター(基礎研究管理センター)は17日、2022年度中国科学10大成果を発表した。祝融号探査レーダーによる火星ユートピア平原の浅層分層構造の解明、新たな原理による海水直接電解水素製造の実現などの10件の重要科学成果が30件の候補成果から選出された。科技日報が伝えた。
得票数に基づく2022年度中国科学10大成果は下記の通り。
(1)祝融号探査レーダーが火星ユートピア平原の浅層分層構造を解明
(2)FASTが持続的な反復高速電波バーストを詳しく観測
(3)新たな原理による海水直接電解水素製造を実現
(4)新型コロナウイルスの突然変異及び免疫逃避のメカニズムを解明
(5)高効率の全ペロブスカイト積層型太陽電池・モジュールを実現
(6)新たな原理によるスイッチ部品が高性能大量ストレージに新たなソリューションを提供
(7)極低温三原子分子の量子コヒーレンス合成を実現
(8)温和な圧力条件下のエチレングリコールの合成を実現
(9)フェムト秒レーザーによる複雑体系マイクロナノ構造の誘導の新メカニズムを発見
(10)超伝導状態での「複数フェルミ面」を実験で証明
(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月20日