野生動物保護法改正案が間もなく第13期全国人民代表大会(全人代)常務委員会第3回審議に提出される。全人代常務委員会法制活動委員会の報道官は北京市で26日、「改正案第3回審議案は野生動物の個体群調整措置をさらに整備する」と説明した。中国新聞網が伝えた。
同報道官によると、第20回党大会の精神を貫徹・実行し、各方面の意見に基づき、常務委員会の審議に提出される改正案第3回審議案には主に次のように変更する。
(1)立法の目的に「人と自然が調和する共生の促進」を追加し、保護の原則に「重要生態系の保護と修復を強化」、「エコ文明の理念を堅持し、グリーンな発展を推進する」を追加。
(2)野生動物の保護・管理情報公開の内容を追加。
(3)野生動物個体群の調整措置をさらに整備。
(4)現行法が定める人工繁殖国家重点保護野生動物リスト管理制度を、重要な生態的、科学的、社会的価値を持つ陸生野生動物に拡大し、人工繁殖技術が成熟・安定した人工個体群に対して野外個体群と異なる管理措置を講じる。
(5)外来種への対策措置をさらに整備。
(6)近隣諸国と野生動物保護協力を行う規定を追加。
(7)法による処罰の需要に基づき、県級以上の人民政府の野生動物保護主管当局は、野生動物及びその製品の鑑定・価値評価の規範化と指導を強化。
(8)公益訴訟制度を追加。野生動物資源と生態環境を破壊し、社会の公共の利益を侵害する行為に対しては、関連法の規定に基づき裁判所に訴訟を起こせると規定。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月26日