2022年世界VR産業大会開催、国家VRイノベーションセンター開設

2022年世界VR（仮想現実）産業大会が12日と13日の両日、江西省南昌市で行なわれ、世界の20数ヶ国・地域から計3千人を超えるVR産業の専門家、企業家などが参加した。会期中に調印されたプロジェクトは107件に上り、契約金額は716億6700万元（ 1元は約19.5円）に達した。

今回のテーマは「VRが世界をより素晴らしくし、VRがメタバースを輝かせる（VR Adorns the World, VR Brightens the Metaverse）」で、メタバース、産業チェーン・サプライチェーン、文化観光、職業教育、工業製造業、重要な汎用技術などのトピックをめぐって複数のフォーラムが開催され、さらに2022年世界VR産業・メタバース博覧会、中国国際通信電子産業大会・消費電子博覧会、VR産業イノベーションコンテスト決勝戦などのイベントも行なわれた。

また、工業・情報化部（省）が認可した国家仮想現実イノベーションセンターがこのほど設立された。これは中国が重点的に打ち出した、産学研の深い融合を推進する革新的な共同事業体であり、南昌仮想現実研究院が青島仮想現実研究院と共同で設立したものだ。今後、中国VR産業の発展を制約する重要汎用技術の難問に焦点を当てて、産業イノベーションエコシステムを構築し、デジタル経済産業の発展にエネルギーを付与する存在になると期待される。（編集KS）

「人民網日本語版」2022年11月14日