女性の平均給与は男性の8割に 男女間賃金格差が生じた原因とは? (2)

人民網日本語版 2020年03月09日09:46

〇高給技術職の6割で女性の割合が上昇

女性の業務能力とキャリア発展への意欲が数年前から高まり続けていることから、管理職に昇進する女性が増え始めている。統計データによると、2019年、総監レベルの職位において女性が占める割合は、2018年比0.4ポイント上昇して25.4%に達した。このうち、人事部門の総監を務める女性の割合は、2018年比1.1ポイント上昇して51.8%に達した。

2019年、企業の主幹業務に大きく関わる高級管理職のうち、女性の高級管理職が占める割合は、技術部門で0.24%、製品部門で0.07%、販売部門で0.44%、それぞれ増加した。

報告では、STEM(科学、技術、工学、数学)を専攻する女性が増加するにつれて、高給技術職に就く女性も増加の一途をたどっていると、分析している。

〇男女の賃金格差は、経験を積むにつれ拡大する傾向に

男女の賃金格差は、勤続年数が長ければ長いほど拡大する傾向にある。このような傾向は2019年も続いた。結婚・出産による女性の仕事への参加度の低下やキャリアの一旦休止などによってもたらされる影響が、その大きな原因となっている。

勤続年数が15年を上回った場合、2019年時点での男女の賃金格差は36.4%に上っている。

(データ出典・「2020年中国職場における男女の賃金格差に関する報告」)

2019年、勤続年数にもとづく男女の賃金格差の変化を示す曲線は、2018年より明らかに下方にあった。これは、勤続年数の増加に伴い賃金格差が拡大するという情況が、引き続き非常に

深刻であることを示している。だが、女性の職場における参加度と貢献度が高まるにつれ、全体的な情況については、改善の兆しが見えてきている。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年3月9日

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