外交部、「中国謝罪論」は根拠も道理も皆無

人民網日本語版 2020年03月06日15:36
外交部、「中国謝罪論」は根拠も道理も皆無

米FOXニュースの司会者が番組の中で「新型コロナウイルスによる肺炎について、中国人は『正式に謝罪』すべきだ」と述べたことに対して、外交部(外務省)の趙立堅報道官は5日の定例記者会見で「この発言は馬鹿げたおかしなものであり、中国に対するその傲慢、偏見、無知を十分に露呈した。『中国謝罪論』には全く根拠も道理もない」と述べた。

趙報道官は「疫病は人類共通の敵であり、各国の患者はみな被害者だ。現在、世界各国の人々は手を携えて新型コロナウイルスによる肺炎と共に戦うべく努力している。世界保健機関(WHO)は『スティグマタイゼーションはウイルスそのものよりも危険だ』と繰り返し表明している。この時期に、特定の人物やメディアがこうした全く非論理的な発言をまき散らすのは、何の魂胆があるのか?」と指摘。

「ウイルスがどこから発生したのかは、現時点でまだ定説がない。ウイルスがどこから発生したのであれ、中国と流行の発生した他の国々は同様にウイルスの被害者であり、共に感染拡大の阻止という試練に直面している。2009年に米国で発生したH1N1インフルエンザは214か国・地域にまで拡大し、その年に少なくとも1万8449人が死亡したが、誰か米国に謝罪を要求したか?」と述べた。

また「中国は感染症との戦いで責任ある大国として引き受けるべきものを引き受けた。今回の感染予防・抑制において、中国のパワー、中国の効率、中国のスピードは国際社会の広範な賞賛を得た。世界各国の人々の健康と安全のために、中国国民は多大な犠牲を払い、重大な貢献もした。世界170か国余りの首脳と40余りの国際・地域組織のトップが中国の指導者に書簡や電報を送り、声明を発表して見舞いの意と支持を表明し、感染症との戦いにおいて中国の講じた措置とその積極的な成果、および感染拡大を阻止するために払った多大な犠牲を高く評価した。WHOのテドロス事務局長は『中国の強力な措置は中国国内における感染拡大を抑制するとともに、他国への拡大も阻止し、世界各国の感染症との戦いに新たな模範を打ち立てた』と指摘した」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年3月6日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| 写真記事