日本の安倍首相が楊潔篪氏と会談「感染対策で両国の友好が示された」

人民網日本語版 2020年02月29日11:26

日本の安倍晋三首相は28日に東京で、楊潔篪中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)と会談した。

楊氏は、「新型コロナウイルスによる肺炎が発生して以来、習近平国家主席が自ら指揮・指示を行い、中国の感染症との闘いは目に見える成果を上げており、中国にはこのたびの感染症に打ち勝ち、通年の経済社会発展の目標・任務を達成するとの自信、能力と根拠がある。中日双方はこのたびの感染症との闘いの中でお互いに状況を見守りつつ必要な時には助け合い、困難な局面を共に克服し、中日の友好がより深く人々の心に染み渡った。中国は日本からの貴重な支援に心からの感謝を示し、引き続き日本の感染症との闘いにできる限りのサポートや支援を提供し、二国間と多国間の医療衛生協力を強化し、両国と世界各国の人々の健康・福祉を共同で守りたい」と述べた。

また楊氏は、「現在、中日関係は良い方向へ発展する流れが続いている。習近平国家主席と安倍首相は昨年に2回の会談を成功させ、新時代の要請にあった中日関係の推進と構築を牽引・推進した。中国は日本とともに、両国の指導者の重要な共通認識をしっかりと実施し、相互に尊重し合い、小異を残して大同について、手を取り合って協力する、互恵・ウィンウィンの二国間関係の新局面の構築を共同で推進していきたい。習近平国家主席の日本への国賓訪問の意義は重大であり、中国は日本との密接なコミュニケーションを維持し、この訪問のために各方面の準備をしっかり行いたい。中国は日本が東京五輪の開催に成功するよう揺るぎなく支持していく」と述べた。

安倍氏は、「習近平国家主席が今年に日本に対する国賓訪問は極めて重要であり、日本は訪問の成功と大きな成果の獲得を確保するために細心の準備を進めていく。日中両国の国民はともに感染症と闘う中で友好・友情を示した。日本は中国が感染対策で上げた積極的な成果を高く評価し、中国との情報共有や感染対策などでの交流と協力を強化し、国際社会に向けて『国際的に懸念される公衆衛生上の事態』に手を携えて対応するとの積極的なシグナルを発信していきたい」と述べた。

同日、楊氏は日本の国家安全保障局の北村滋局長と第8回中日ハイレベル政治対話を開催したほか、日本の茂木敏充外相と会談した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月29日

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