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「この状況を打破した時がチャンス」お茶漬け専門店の髙村総経理

日系企業の営業・操業再開に関するインタビュー

人民網日本語版 2020年03月02日16:01

釜揚げしらすとあさり時雨煮の江戸前茶漬け(提供・「だよね。」)。

日本と中国で飲食店事業を展開する株式会社TonTonは、上海で創作お茶漬け専門店「だよね。」(以下、「だよね。」)を経営している。同社は2013年の創業からわずか4年で海外進出を果たし、2017年に上海の上海環球金融センター(SWFC)に創作お茶漬け専門店「だよね。」1号店をオープンした。次いで2018年には金虹橋のアピタに2号店を出し、現在は上海市内に2店舗を構えている。新型コロナウイルスによる肺炎が拡大し、多くの飲食店が休業する中、「だよね。」はどのような対応を取っているのだろうか。人民網では、株式会社TonTonの中国法人である上海惇惇餐飲有限公司の髙村真弘董事長兼総経理に書面でインタビューした。

店内で食事の注文をする客(提供・「だよね。」)。

曜日と時間を調整してすでに営業を再開

髙村総経理が経営に携わる上海の「だよね。」2店舗のうち、1つの店舗は観光地にあるため、全く人がいなくなってしまい、1月24日から2月8日までは一時閉店させたという。再開は春節(旧正月、今年は1月25日)の連休が明けるタイミングに合わせて行った。周囲の店の状況としては、日系の店は続々と営業を再開しているが、中国人経営の店は2月の間は閉店となっていた。そうした状況もあり、「だよね。」も現在は土日の営業は行っていない。もう1つの店舗は、テナントとして入居しているスーパーが営業を続けているため、閉店せずに営業している。ただ、本来なら夜9時半までの営業時間を夜6時までに短縮しての営業となっている。どちらの店舗も売上は普段の20-25%以下となっており、経営的には厳しい状況だという。

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