四川省成都市錦江区春熙路の街頭で2日、SF映画に出てくるようなヘルメットをかぶった職員が繁華街に入り、市民の体温を測定した。スマートヘルメットは固定された赤外線カメラにより視野内の関連する人々の体温をミリ秒で捕捉し、情報をVRディスプレイによって着用者の眼前に表示する。このヘルメットを装着し人々の間を歩き目を向けるだけで、前方5メートル内のすべてのターゲットのスキャンを行える。37.3℃以上の発熱者が見つかれば、ヘルメットは直ちに音声と光で警告を出す。百人ほどの人数であれば2分内に発熱者の検査と記録を完了できる。中国新聞網が伝えた。
スマートヘルメットはフレキシブルで携帯しやすい上、安全な距離を保ち被検者の情報・体温を非接触で自動的に記録できる。防疫職員を保護し、両手をフリーにし、効率を高める。柔軟かつ便利な配備が可能で、待機時間は8時間の長時間にのぼる。ヘルメットを装着するだけで発熱者を調べることができる。屋内及び屋外の複数の環境・シーンに対応し、いつでもどこでも動的に巡回検査できる。
このヘルメットは防疫期間中に試験的に導入されており、複雑な各種シーンにおける検査活動に対応している。例えば、混雑する人の流れの中から直ちに、正確に、効率的に発熱者を発見し、リスクをコントロールできる。力強いAI(人工知能)能力により発熱者を検査できるほか、QRコードスキャン、スマートインタラクション、顔認証、証明書識別などのスマートな能力を実現できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月5日