山東航空CDG9006便は20日午後11時46分、華北航空管制局大興航空管制センター塔台管制員の指示を受け、ヘッドアップディスプレイ(HUD)を使用し、滑走路視距離(RVR)75メートル基準で、北京大興国際空港35R滑走路から順調に離陸した。北京青年報が伝えた。
テスト飛行の順調な実施を保証するために、大興航空管制センター塔台管制室は午後10時55分から低視程下の運行準備を開始し、午後11時20分に低視程下の運行プログラムを開始し、午後11時32分にCDG9006便に飛行許可を出し、午後11時46分に35R滑走路でHUD RVR75メートル離陸を実施するよう指示した。
大興空港35R滑走路HUD RVR75メートル離陸を検証するテスト飛行が無事成功したことは、大興空港35R滑走路の計器着陸装置がHUD RVR75メートル離陸の運行条件を持ち、低視程下の保障能力が持続的に改善されていることを意味する。テスト飛行の結果に基づき、35R滑走路は関連業界当局の正式な承認を得た後、HUD RVR75メートル運行を正式に実施する。
華北航空管制局チーフエンジニアの謝玉蘭氏は「未来の大興空港は低視程運行能力と効率がさらに向上する。計器着陸装置は航空機の着陸を誘導できるだけでなく、そのHUD RVR75メートル離陸に信号を提供し誘導することができる。大興空港の悪天候に対応する保障能力がさらに強化された」と述べた。
大興空港は現在、HUD RVR75メートル離陸が可能であると同時に、計器着陸装置3類B運行能力を持つ。また先進型地上走行誘導管制システム「A-SMGCS」4級基準の運行、各種システムの共同運行により、大興空港の低視程運行を共同で保障する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年1月23日