9月1日、授業を受ける福州中山小学校の5年生(撮影・張斌)。
中華人民共和国成立70周年祝賀行事プレスセンターは北京で26日、第2回記者会見を開いた。中国教育部(省)の陳宝生部長は、同記者会見の席上で、「70年にわたる努力を経て、中国はすでに、現時点で世界最大規模となる教育システムを構築した」と紹介した。中国新聞社が伝えた。
陳部長は、「新中国成立以来70年、数世代の人々のたゆまぬ努力と粘り強い奮闘のおかげで、中国の教育には、天と地が覆るほどの巨大な変化が発生した。70年間の我々の歩みを振り返ると、教育が辿ってきた道のりは、怒濤のような勢いのある発展プロセスだったと言えるだろう。教育事業の発展を通じて得られた成果と国民一人一人の家庭がしっかりと結びついたと同時に、国民一人一人の成長とも密接な関係を保ってきた」と指摘、以下5分野から具体的な状況について紹介した。
1.規模を数量から捉える。
70年間にわたる努力を経て、中国はすでに、世界最大規模となる教育システムを構築した。中国には各級・各種学校が51万9千校あり、そこで2億7600万人の学生が学んでいる。各級・各種学校の専任教員は1670万人を上回っている。海外からの賓客を迎えた際に、中国の教育規模に関する話題が出ると、私はたびたび、これら3つの数字を紹介する。これらの数字を聴くと、海外の賓客はびっくりするような表情を見せてくれる。これらの数字は、中国の発展が勝ち得た成果を証明している。
2.レベルを品質から捉える
70年間の努力の結果、中国の教育の全体的レベルは、今や世界のトップクラスの仲間入りを果たした。高等教育を例にとると、「4つの60%」について紹介したい。1つ目は、中国国家のハイレベル人材の60%以上は、大学に集中している。2つ目は、中国の基礎研究および国家重大科学研究プロジェクトを担当している機関の60%以上は、大学が占めている。3つ目に、中国の国家重点研究室の60%以上は大学内に設立されている。4つ目に、国家の科学技術三大賞の60%以上は、大学が獲得している。これは、重要な総合的国力だ。
3.機能を構造面から捉える
70年間にわたる努力を経て、完備された機能、バランスの取れた学科、適切な構造を備えた教育システムは、すでに始まっている。構造が機能を決定づけ、機能が貢献を支える。70年間、特に改革開放以来、教育システムは、大学教育・職業教育を受けた2億7千万人の各種人材を国家のために養成した。中国の新規増加労働力のうち48.2%は、高等教育を受けており、教育年限は平均13.6年に達している。これは、極めて重要な人的資源の蓄積プロセスでもある。