中国商務部(省)の高峰報道官は、26日に開かれた定例記者会見において、「商務部は、国家発展改革委員会(発改委)や財政部などの部門と共同で、国慶節(建国記念日、10月1日)前に、中央政府の備蓄豚肉1万トンを市場に放出するよう関連企業に手配した」と明かした。今回の放出は、さまざまな種類の豚肉関連製品を対象としており、国慶節連休中における市場による肉類供給を確保することを目的としたもの。新華社が報じた。
高報道官によると、9月初めからこれまでに、中央政府の備蓄肉類の市場放出は3回実施され、総計2万トンの豚肉、2400トンの牛肉、1900トンの羊肉が放出された。現在、一部地域では続々と、地方政府の備蓄肉類の放出が行われており、市場での供給は全体的に確保されている。
高報道官は、「商務部は今後も、豚肉市場の需給状況と価格動向にさらに注意を払い、関連部門と協力して中央政府の備蓄豚肉の放出などを引き続きしっかり行い、肉類の市場供給を確保していく」との方針を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年9月27日