▽ものぐさ経済と遊休経済が結合
先に一世を風靡した「飲食代行サービス」、「猫・犬のお世話代行サービス」などのこれまでにない体験型消費は、SNSやさまざまなメディアに次々情報が上がる。今では、ECプラットフォームで「飲食代行」のサービスを検索すると、たくさんのリンク先が見つかる。「10分で到着」をうたった価格6.4元のミルクティ飲食代行サービスへのリンクをみると、32人が「利用したい」としていた。
こうした「お金を払って自分の代わりに消費してもらう行為」について、艾媒咨詢(iiMedia Research)の劉傑豪アナリストは、「SNSはこうした個性的な消費が誕生する際に重要な役割を果たしている。若い消費者のニーズやトレンドは変化が早く、こうしたニッチで新しい消費行為はSNS上で競うゲームのようであり、市場で引き続き勢いを保とうと思えばさまざまな挑戦に直面することになる」との見方を示す。
代行ビジネスのように、実際に一定のニーズがある「代行経済」には、さまざまな解釈が考えられる。さきにアナリストは、「『代行経済』はものぐさ経済と遊休経済が結合したものとみることができる。代行者は自分の時間を売って他人の時間の代わりとし、そこから経済的利益を得る。今後、時間コストは上昇し、人によって時間がもつ価値は変わっていく。『代行経済』の未来の発展の可能性は推して知るべしだ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年8月9日