国家を代表する「名刺」となった中国高速鉄道

人民網日本語版 2019年07月24日14:29

世界銀行は先ごろ発表した研究報告書の中で、中国の高速鉄道を高く評価し、その発展の経験は他国の参考になるとした。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。

京津(北京・天津)都市間鉄道の運行開始から現在まで、中国の高速鉄道は10年以上に渡り安定運行しており、約2万9100キロに及ぶ世界最大の高速鉄道網を作り上げた。

国家統計局のデータによると、中国の昨年末時点の鉄道営業距離は13万1千キロで、1949年末と比べ6倍になった。うち、高速鉄道が2万9100キロで、世界の高速鉄道全体の6割以上を占めている。

世銀の報告書によると、中国の高速鉄道は1200キロの移動距離内であれば、車や航空機を上回る競争力を持つ。乗車料金は他国の基本料金のわずか4分の1。また設計と手続きの標準化により、中国の高速鉄道建設コストは他国の約3分の2に抑えられている。一方、投資収益率は8%と推定される。

世銀のマーティン・ライザー中国局長は、「中国は世界最大の高速鉄道網を建設した。その影響は鉄道業界そのものを遥かに超え、都市発展モデルの変化、観光業の成長、地域経済成長の促進をもたらした」と評価した。

高速鉄道に関して、中国は10年前には主に外国から技術を導入し、参考にしていた。ところが今や多くの企業が訪中し、復興号を参考にしている。現在、中国の鉄道海外進出プロジェクトは、アジア、欧州、アメリカ大陸、アフリカで展開されている。ジャカルタ・バンドン高速鉄道、中国・ラオス鉄道、中国・タイ鉄道、セルビア・ハンガリー鉄道など一連の重点プロジェクトが順調に推進されている。中国鉄路総公司元チーフエンジニアで、中国工程院副院長の何華武院士は、「中国の技術、中国の製品、中国の基準を完全に導入したインドネシアのジャカルタ・バンドン高速鉄道の例のように、復興号は中国の高速鉄道の海外進出主力モデルになるだろう。」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年7月24日

  

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