重慶交通開発投資集団が明らかにしたところによると、観光客に長江を渡る体験をより良く楽しんでもらうため、5G技術のVR(バーチャル・リアリティ)体験エリアがこのほど、重慶市の人気観光スポット「長江ロープウェイ」景勝地北駅で正式に使用開始された。新華網が伝えた。
同景勝地の責任者によると、長江ロープウェイは現在、南北両駅の全ルートで中国移動(チャイナ・モバイル)5G無線ネットワークのカバーを実現している。ゴンドラの底部に設置された5G無線端末により、動画データを5G無線伝送によってリアルタイムで5G基地局に伝送する。動画データは5G基地局とモバイルコアネットワークにより長江ロープウェイの指定VR体験エリアの動画ストリーミングメディアサーバーに伝送される。最終的に360度フルパノラマの動画がVRゴーグルを装着した観光客の目の前に展開される。観光客はロープウェイにより川を渡るリアルな体験を楽しめる。ロープウェイ運営事業者は今後、観光客の体験方法の革新に積極的に取り組む。点検で運行停止の期間中であっても、観光客はVRゴーグルにより各季節・時期の重慶の景色を眺めることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年7月19日