北京市都市管理委員会は15日、「北京市は、各種家庭ゴミの混載・輸送という難題を解決するために、ゴミ収集車の標準化について検討を重ね、ゴミの種類別に収集車の車体とゴミ箱の色を一致させることを実現する予定だ。具体的には、青色の収集車は回収可能なゴミを、緑色の収集車は台所ゴミを、赤色の収集車は有害ゴミを、灰色の収集車はその他のゴミを、それぞれ回収・運搬する。北京青年報が伝えた。
市都市管理委員会によると、現時点で市内224の街道・郷鎮にゴミ分別モデル区が設けられ、4194のコミュニティ(村)、5万2千の責任主体および8511の都市住宅小区が網羅されている。
市都市管理委員会の担当者は、「モデル区の検収作業は、厳格な審査基準にもとづき実施され、完全な場合にのみ検収するという方針を堅持し、基準に達しないものは『差し戻す』ことを徹底する。今回の検収で合格したモデル区であっても、今後3年間は、厳しい定期検査と年度実地検査を継続的に受けなければならない」としている。
〇住宅小区は、ゴミの回収時間を公示
北京市は、「エコ車両チーム」を結成し、回収車の色・車体基準・マーク・電話番号・事業者名の「五つの統一」を実現する。また、今回初めて各回収車の色をそれに対応する種類のゴミ箱の色と統一させる計画が提出されている。現在、北京市の家庭ゴミは、4種類に分類されており、その内訳と対応するゴミ箱の色は、「回収可能なゴミ(青)」、「台所ゴミ(緑)」、「有害ゴミ(赤)」「その他のゴミ(灰色)」となる。今後、北京市のゴミ回収車の車体カラーも、それぞれのゴミ箱に対応した4種類となる。
このほか、住宅小区の目立つ場所に、ゴミ分別投棄の投棄場所・投棄時間・各種家庭ゴミの収集・運搬に携わる事業者名・回収運搬責任者名・回収時間などの情報が公示される。異なる種類のゴミが混載・運搬されていることに住民が気づいた場合は、市民ホットライン「12345」に通報することができる。
統計データによると、2018年、北京市が処理した生ゴミの総量は17万200トン、前年比58.2%増加した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月16日