章瑩穎さん事件、クリステンセン容疑者に無期懲役の判決

人民網日本語版 2019年07月19日15:15

(写真左)クリステンセン容疑者 (写真右) 章瑩穎さん

陪審団の裁決を経て18日、中国からの客員研究員として米国に滞在していた章瑩穎さんを殺害したとして、クリステンセン容疑者に対し無期懲役刑が言い渡された。海外メディア報道を引用して人民日報の微信公式アカウントが報じた

量刑審理段階の法廷において、検察側と弁護側の争点の中心となったのは、クリステンセン容疑者に対して死刑判決を下すべきか否かという点だった。18日の最終判決が下されるまで、陪審団は17日と18日の両日で計8時間あまり審議を続けた。現地メディアの報道によると、陪審団は同容疑者に対する死刑判決で一致しなかったため、裁判所は無期懲役、保釈なしという判決を下した。

米PBS (公共放送サービス)のシカゴWTTW は、「法廷で判決が言い渡されると、クリステンセン容疑者はうつむいて笑みを浮かべた。一方、章瑩穎さんの両親は無表情だった」と報じた。本案件において、検察側は、極めて残忍な方法で殺人が行われたことや、多くの事前準備が必要だったことなど、死刑判決に有利となる数多くの根拠を提出した。一方、クリステンセン容疑者の弁護団は、同容疑者の精神病歴やアルコール依存症の問題など、49項目に及ぶ減刑根拠で検察側に対抗した。

章瑩穎さんは2017年4月からイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で学術交流を行っていた。同年6月9日、黒い乗用車に乗った後、行方不明となった。アメリカ連邦捜査局(FBI)は同年6月30日、章瑩穎さんを誘拐・殺害した容疑でクリステンセン容疑者を逮捕した。今年6月24日、米イノリイ州中部地区連邦裁判所陪審団は、クリステンセン容疑者について、章瑩穎さん誘拐・殺人罪という罪名が成立すると裁定した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年7月19日

  

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