「長腿」という名の故宮に暮らすトラ猫(資料写真)。
故宮博物院で10個目となるアプリが、いよいよ最終調整段階に入り、間もなくリリースされることが明らかになった。今回のアプリでは「長腿」という名の故宮に住むトラ猫がアプリ開発チームのインスピレーションの源の一つとなっており、「長腿」をイメージしたキャラもこの最新故宮アプリに登場するという。15日付けのCCTV報道を引用して北京青年報が伝えた。
アプリ開発を担当する故宮博物院資料情報部デジタルメディアチームの康暁璐さんは、「近くリリースされる最新故宮アプリは、紫禁城の建物を座標とし、ユーザーに伝統的な宮殿建築に関する知識を紹介するほか、これらの建築物の中で起こった宮廷の歴史についても触れている。新作アプリは、故宮文化を広める総合性・普及性を帯びたコンテンツ・プラットフォームだ」と紹介。
故宮の新作アプリは、宮殿建築物本体と建物内で生じた宮廷史という2つのコンテンツで構成されており、宮区の区分によって、三大正殿エリアと3つの後宮エリアを網羅している。また、明嘉靖帝の時代、乾清宮には27台のベッドが置かれ、夜間に忍び込んでくる暗殺者を戸惑わせたと、史料に記録されている。これらはすべて、故宮の研究者に依託して指導を受けており、最新アプリにも登場するという。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月16日